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恋山彦 1959年の映画 : ウィキペディア日本語版
恋山彦[こいやまびこ]

恋山彦』(戀山彥、こいやまひこ)は、吉川英治による日本小説、または同作を原作とした1937年(昭和12年)製作・公開、阪東妻三郎主演、マキノ正博監督による日本剣戟映画、および1959年(昭和34年)のマキノによるセルフリメイク映画である。小説の初出は『キング』(講談社)での「昭和9年1月号」から「昭和10年3月号」まで(1934年 - 1935年)の連載、のちに阪東の三男・田村正和が舞台でリメイクした。
== 略歴・概要 ==
『恋山彦』は、1932年(昭和7年)にあるトラブルから講談社での執筆を停止した吉川英治が、2年ぶりに執筆した作品である〔作家と編集者 、''yoshikawa.cocolog-nifty.com'', 2009年10月30日閲覧。〕。同社の『キング』誌に1年間連載をして、完結した。
17世紀末、江戸(現在の東京都)と信州(現在の長野県)を舞台にした小説で、実在の人物である徳川綱吉柳沢吉保英一蝶らが登場するのが特徴である。
連載完結後、映画監督のマキノ正博が経営する京都の映画会社・マキノトーキー製作所が映画化権を取得し、同社の比佐芳武が脚本を執筆したが、1937年(昭和12年)4月に同社が解散、マキノは同シナリオを携えて日活入りし、入社第1作として映画化を実現した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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